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Showing posts from 2013

1CPU、Xeonサーバ紹介

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少し前に、お客さんに納品したサーバですが、写真を撮ってあったので紹介たいと思います。 このサーバは、シングルソケットにXeon E3-1200シリーズCPUを搭載することができ、大変高速です。また、前面に2.5インチホットスワップベイを4つ搭載しているので、2.5インチのSSDを搭載することが可能で、運用も楽ちんです。 高速なWEBサーバ等に最適で、弊社のおすすめサーバの一つです。 スペックは、以下の通りです。 CPU: Intel Xeon E3-1270v2(IvyBridge)  3.5GHz 4core  メモリ: DDR3 ECC, 4GByte x4 (合計16GByte) ストレージ: Intel 530 SSD x2 メモリスロットは4つあり、8Gbyteのメモリモジュールを用いることで、最大32GByteの構成が可能です。 シャーシの全面には、4つの2.5インチホットスワップベイがあり、2.5インチのSATA SSDを搭載可能です。そのおかげで、万が一SSDが故障した際にもサーバをラックから取り外すことなく、壊れたSSDを交換可能です。また、ソフトウェアRAIDを利用することにより、場合によっては、OSを停止することなく、SSDを交換してしまうことも可能です。 最近、このサーバの後継品も販売開始しました。 http://www.clustcom.com/products/220-intel-ssd-haswell-xeon-cpu-ez1u-e3-1200-v3 コストパフォーマンスの高いシンプルなサーバです。御社で導入してみてはいかがでしょうか。

sshuttle最強すぎる

先日知った簡易vpn、sshuttleが強力過ぎる。 外出先から社内のWindowsサーバにリモートデスクトップ接続したいのだが、 # sshuttle --dns -r ktaka@fumidai.clustcom.com:22 192.168.20.0/22 Connected. ktaka@vaiox:~$ rdesktop -r sound:local -f winserver.intra.clustcom.com たったこれだけでOK。

ノートパソコン(Debian Linux)からdocomo wifiへの接続法(メモ)

パソコンからドコモwifiに繋ぐための設定。 vaiox:~# cat /etc/wpa_supplicant.conf_docomo_wifi ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant network={ ssid="docomo" scan_ssid=1 key_mgmt=IEEE8021X eap=TTLS identity="xxxxx-spmode@docomo" password="xxxxxx" ca_cert="/etc/PCA-3.pem" phase2="auth=PAP" } 無線LANチップのドライバーをロードし、wpa_supplicantをデーモンとして起動、dhcpでアドレスを取得すればOK。 modprobe ath9k wpa_supplicant -Dwext -iwlan0 -c /etc/wpa_supplicant.conf_docomo_wifi -B dhclient wlan0

sshuttle vpnでサーバのリモート管理を便利に

データセンタに置かれたサーバに外部からネットワーク経由でアクセスし、電源のON/OFFやBIOS設定、OSインストールなどを行うことができれば、非常に便利です。 最近のサーバには、ネットワーク経由で電源をON/OFFしたり、コーンソール画面を操作するための、IPMI準拠のリモートマネージメント機能が備わっていることが多いので、既に利用されている方も多いと思います。 通常、サーバは、ファイアウォールによりネットワーク的に守られた場所にあるので、踏み台サーバにsshログインして、そこからアクセスしている場合も多いでしょう。 このような場合、リモートマネージメント機能を使うには、オフィスからデータセンタにvpnを張れると便利なのですが、vpnを張るのもなかなか面倒です。 今回、sshuttle( https://github.com/apenwarr/sshuttle )という、sshポートのみの開放でOKな、簡易vpnツールを見つけたので紹介したいと思います。 sshuttleはLinuxとMacOSで利用可能な、簡易vpnです。踏み台サーバにはssh経由でアクセスするので、SSHのDynamic Port forwardingによるSOCKS proxyにプラスアルファしたような働きをします。 プラスアルファの部分は何かというと、あるIPアドレス、あるネットワークアドレスに対しては、クライアントプログラムでは何の設定も無しに透過的にproxyを使うことができるということです。 たとえば、以下のポンチ絵の様に、client、proxy、targetの3台のマシンがあったとします。                        |                        |   sshd:22  client <-----------> proxy <------------------> target(192.168.20.153)                        |                        | ここで、clientとproxyの間にはファイアウォールがあり、proxyへは22番ポートへのアクセスしか許可されていません。したがって、当然ながらc

出荷を待つファイルサーバー

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某お客様向けのファイルサーバーです。フロントに2.5インチのホットスワップHDDベイを8個備えています。 今回はSeagateの1TByte SATAドライブを8本搭載します。合計8TByteの構成です。 HDDはバックプレーンからminiSASケーブルを介してLSIのRAIDカードMegaRAID SAS 9271-8iに接続されています。このカードにはキャッシュ保護のためにCacheVaultというモジュールが取り付けられています。 CPUはXeon E3-1270v2、メモリは8GByte x4 合計32GByteと、なかなかハイスペックな構成です。8本のHDDドライブをSSDに交換すれば、そこそこ高速なDBサーバとしても使えそうです。 12,000回転のカウンターローテイティングファンを5個でシステムを冷却。CPUもメモリもRAIDカードも十分に冷却できます。 電源は500Wの電源モジュール2個で冗長化されています。 IOインターフェースは、PS/2 マウス、キーボード、IPMI専用LANポート、USBx2、シリアルポート、VGAポート、GLANポートx2となっています。 筐体内部のほぼ全体写真です。配線もまあまあ、スッキリしています。 以上です。 こんなサーバが欲しいというご要望がありましたら、是非ともご相談ください。

kvmによる仮想マシン"-cpu host"オプションで性能向上する場合がある

kvmのゲストマシンのチューニングをするために、以下のページを眺めていたら、 http://www.linux-kvm.org/page/Tuning_KVM こんな、記述を発見しました。 Modern processors come with a wide variety of performance enhancing features such as streaming instructions sets (sse) and other performance-enhancing instructions. These features vary from processor to processor.  QEMU and KVM default to a compatible subset of cpu features, so that if you change your host processor, or perform a live migration, the guest will see its cpu features unchanged. This is great for compatibility but comes at a performance cost.  To pass all available host processor features to the guest, use the command line switch  qemu -cpu host なるほど-cpu hostをつければ、CPUの高速演算機能が使えて、性能が向上するかもしれないのか… ということで試してみました。 "-cpu host"が無いゲストマシン # egrep model /proc/cpuinfo model : 2 model name : QEMU Virtual CPU version 1.4.1 model : 2 model name : QEMU Virtual CPU version 1.4.1 # egrep flags /proc/cpuinfo flags : fpu de pse t

MegaRAIDのStorCLIを試してみました。

みなさんこんにちは! 今日も相変わらず良い天気ですね。そろそろ、長袖のシャツでは暑く感じることも多くなってきました。 さて、本日は、LSIのRAIDカードの管理ユーティリティーツール、StorCLIについて、ご紹介したいと思います。 皆さんは、RAIDカードの管理ユーティリティーと言ったら、何を思い浮かべますか? 多くの方は、綺麗なGUIツールでRAIDのアレイ削除を行ったり、Webブラウザーを使って管理することを思い浮かべるかもしれません。 今回ご紹介するのは、そういうものではなくて、sshログインしたサーバ上でコマンドラインでRAIDの設定を行う、ソフトウェアです。 古くは、3wareのtw_cliであったり、Adaptecのarcconf、LSIのmegacliをご存知の方にとっては、お馴染みかもしれません。 私個人的には、tw_cliは使いこなしており、その後、arcconfなども使っておりましたが、LSIのmegacliはあまり使いやすいとは感じておりませんでした。 つい最近、LSIのサイトでドライバなどを探していた時に、たまたま、StorCLIという比較的新しいツールがリリースされていましたので、試しに使ってみました。 インストールは以下の通り # wget http://www.lsi.com/downloads/Public/MegaRAID%20Common%20Files/1.03.11_StorCLI.zip # unzip 1.03.11_StorCLI.zip # cd StorCli_All_OS/Linux/ # alien -t storcli-1.03.11-1.noarch.rpm # tar tvf storcli-1.03.11.tgz drwxr-xr-x root/root 0 2013-05-23 01:57 ./ drwxr-xr-x root/root 0 2013-05-23 01:57 ./opt/ drwxr-xr-x root/root 0 2013-05-23 01:57 ./opt/MegaRAID/ drwxr-xr-x root/root 0 2013-05-23 01:57 ./opt/MegaRAID

もろもろLinpack Benchmarkしてみました

こんにちは! 今日は、引きこもって仕事をするには、もったいないくらいの良いお天気でしたね♪ なかなか良い季節になってきたので、週末が楽しみです。 前回に引き続き、いくつかのサーバでベンチマークを採る機会があったので、ここに晒します。 Linpack ベンチマークは「一番じゃなきゃダメですか」で有名なスパコンのランキングを決定するためにも使われる、有名なベンチマークソフトです。 LINPACK ベンチマークは LINPACK に基づいたベンチマークプログラムで、システムの浮動小数点演算性能を評価する。ジャック・ドンガラが考案したもので、理学・工学で一般的な n×n の線型方程式系 Ax = b を解く速度を測定する。このベンチマークの最新版はTOP500で世界の高速なコンピュータの性能値としてランキングに使用されている。  http://ja.wikipedia.org/wiki/LINPACK  より  スパコンの評価のためには、並列計算用のMPIライブラリや、行列計算ライブラリ、LINPACK本体等、いろいろセットアップが必要です。 クラスター構成ではない普通のSMPマシンを評価するには、IntelのOptimized LINPACK Benchmarkというのを使えば、お手軽にベンチマークができそうです。 まず、以下のページから、tarボールをダウンロードし、展開します。 http://software.intel.com/en-us/articles/intel-math-kernel-library-linpack-download/ wget http://registrationcenter.intel.com/irc_nas/3058/l_lpk_p_11.0.3.008.tgz tar xvf  l_lpk_p_11.0.3.008.tgz 以下のディレクトリにベンチマーク本体、スクリプト、入力ファイルなどが用意されているので、そのディレクトリで標準的なrunme_xeon64などのスクリプトを実行すれば良さそうです。 cd  linpack_11.0.3/benchmarks/linpack/  試しに実行してみます。 ./runme_xeon64 This is a SAMPLE run

KVMのゲストマシンとさくらのVPSでUnixBench採ってみました

みなさん、こんにちは(^^)/ 楽しかったゴールデンウィークも終わってしましたが、いかがお過ごしでしょうか? 私はというと、行楽日和の晴天を横目に、薄暗い事務所の中でコンピューターに向かって黙々と仕事をこなす毎日ですw さて、仕事でUnixBenchを採る機会がありましたので、個人的な備忘録の意味も含め、ここに記録して(晒して)おきたいと思います。 UnixBenchは以下のページから取ってきます。 https://code.google.com/p/byte-unixbench/ wget http://byte-unixbench.googlecode.com/files/UnixBench5.1.3.tgz tar xvf UnixBench5.1.3.tgz cd UnixBench USAGEをざっと眺めると、makeして./Runスクリプトを実行すれば用意されたすべてのテストが実行されるらしいです。 バージョン5.1から新しく用意されたGRAPHICテストを実行したい場合には、Makefileを編集し"GRAPHIC_TESTS = defined"の行を有効にしてmakeする必要がありますが、今回は不要です。  CPUが二つ以上のシステムの場合、テストは二回実行されます。一回目は一セットのテストが同時実行され、二回目はCPUの数をNとすると、Nセットのテストが並列に同時実行されます。  テストの実行時間は一セットおよそ29分で、マルチCPUマシン上で、GRAPHICテストを行わない場合、およそ、58分程度かかるということです。 今回UnixBenchを実行したのは以下のマシンです。 (1)さくらのVPS512@980円  CPU Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7700 @ 2.40GHz x 2 メモリー 1GByte OS Debian 6.0.7 Kernel 2.6.32 SMP x86_64 (2)内製KVMゲストマシン1 (ホストCPU Xeon X5650 @ 2.67GHz) CPU QEMU Virtual CPU version 1.0 2.67GHz x 2 メモリー 512MByte OS Debian 7.0

出荷を待つサーバたち

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出荷前テスト中のサーバたちです。 サーバの組上げ後、一日から二日かけて、様々な動作チェック、メモリテストや負荷テストなどを行い、お客様の元へお届けしています。パーツに初期不良がある場合、通常、この段階で発覚します。 今回のサーバは、デュアルXeon E5-2650、メモリー96GB、LSI 9266-8i、Intel 520 SSD という非常に高性能な構成です。 お客様の元で、DBサーバとして大活躍することを期待しております。

CentOSをネットワークインストールしてみる

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みなさんこんにちは! ここ2、3年、OSのインストールも自分でやらなくなってしまった気がしますが、とあるサーバーにCentOS 6.3をインストールすることになりました。備忘録的に記録を書いておこうと思います。 CentOSのダウンロードサイトは、 この辺り にリスト化されているので、この中のどれかから持ってくれば良さそうです。 今回、linuxカーネルダウンロードでおなじみの kernel.orgのサイト からダウンロードして来ようと思います。 ディレクトリを眺めていると、/centos/6.3/os/x86_64/images/pxeboot にネットワークインストールに必要なカーネルとinitrdイメージが置いてあるようなので、ダウンロードしてpxeサーバに置いておきます。 initrd.img 06-Jul-2012 10:13 30M vmlinuz 06-Jul-2012 10:13 3.8M それにしても、カーネルもinitrdもでかいですね…(^_^;) pxelinux..cfg/defaultに以下の行を追加 label cent63         kernel img/centos/6.3-x86_64/vmlinuz         append vga=normal initrd=img/centos/6.3-x86_64/initrd.img panic=10 text console=tty0  上記で指定した場所に、先ほどファイルを置いておきます。 # tree  img/centos/6.3-x86_64/ img/centos/6.3-x86_64/ ├── initrd.img └── vmlinuz 0 directories, 2 files そして対象サーバをpxebootすると、弊社のサーバでは以下の様なメニュー画面が表示されます。 cent63を選択すると、無事インストーラが立ち上がりました。 後は普通にインストールを進めます。 ネットワーク経由でインストールするので、次のメニューではURLを選択します。 URLには、